1.西陣織の歴史
西陣織は2017年で「呼称550年」つまり西陣織と呼ばれて550年の歴史を誇ります。
古墳時代(5・6世紀)に絹織物の起源があり、そこから技術は引き継がれてきました。
京都では織の職人たちが現在の京都市上京区に集まり、織物を製造していました。
時代は流れ、京都で1476年に西陣と東陣に分かれた戦い、応仁の乱が発生。
その戦いが終わったのち、各地に散っていた職人たちが西陣側に集結.。織物業を再開。
「西陣織」を製造することとなりました。
西陣織は先に染めた糸を使って色柄や模様を織り出す紋織を主体とし、各国からの技術を取り入れ、日本を代表する織物になりました。
(ぜひ歴史をしっかりをご確認いただきたい方は「西陣織工業組合」のホームページをご確認ください)
西陣織の帯生地を織る家の長男として、サカイタカヒロは生まれました。
父は就職していた織元から脱サラし、西陣織工業組合から認定されている生産者。
私は生まれたころから、西陣織の色・香り・柄などに囲まれた生活でした。
大学を卒業し「家業を継ぐ」という流れもないままに大阪の商社に就職。
大阪で暮らし、様々な業界の方と触れ合い、営業の基礎を学ぶことができました。
久々に実家に帰り、様々なきっかけの中で、ふと思った単純な気づき。
「改めて見ると、西陣織ってすごいんだな」
「これが無くなるのはもったいない!!」
「できることをやってみよう!」
よく言われていることですが、「実際に織っている人の賃金の低さ」「後継者不足での廃業」など
様々な問題が西陣織にも確実に迫ってきています。
できることがどれくらいあるか分からないけれど、やれることから始めてみよう。
そんな想いから、西陣織ブランドを立ち上げ、活動を行いました。
現在のSTARRAIN Japanは設立当初から
理念・ビジョン・テーマが変わることなく活動を続けています。
様々な方とのご縁やタイミングもあり、2015年には自主制作した
「西陣織ハイバックチェア」をイタリア・ミラノサローネに出展。
その際の資金はクラウドファンディングで調達を行いました。
様々な活動の中で「まだ私たちには、やれることがある」
そう感じることができました。
STARRAIN Japanの考えに共感するパートナーやお客様、
そしてあなたと、新たな西陣織の可能性を広げていければ幸せです。
様々な作品や私たちの活動を見守ってください。


